アイコン:戻る記事一覧へ戻る

2025.12.22

年末年始営業、どうしていますか?年賀状・カレンダー配布の実態【リフォーム会社132社調査】

  • #アンケート
サムネイル:年末年始営業、どうしていますか?年賀状・カレンダー配布の実態【リフォーム会社132社調査】

目次

1. 年末年始営業の実態

年末年始は、リフォーム会社がOB顧客や見込み客との接点を持つ時期の一つです。一方で、近年は人手不足やデジタル化の進展により、「年賀状やカレンダー配りは本当に必要なのか」と悩む事業者もいるのではないでしょうか。

本記事では、リフォーム評価ナビ事務局が実施した「年末年始営業・年賀状に関するアンケート(回答132社)」をもとに、年末年始に行われている主な取り組みや考え方を整理します。


  • リフォーム会社の年賀状送付率

  • 年末年始の営業方法(訪問・LINE・メールなど)

  • カレンダー配布・ノベルティの実態

  • 年末年始営業に対する考え方の整理



調査結果をもとに、リフォーム会社の年末年始の営業対応について考えます。

2. リフォーム会社はOB顧客に年賀状を送っている?【送付率62.1%】

サムネイル
アンケートでは、OB顧客や見込み客に年賀状を送っているかについて、次のような回答が得られました。


  • 年賀状を送る:62.1%

  • 以前は送っていたが、今年は送らない:18.2%

  • 以前から送っていない:19.7%



この結果から、年賀状を送っている会社と、送っていない会社の両方が存在していることが分かります。

年賀状をやめる理由|リフォーム会社のリアルな声


自由意見には、「年賀状やカレンダーの時代では、ないかと思います」という意見も見られました。
年賀状の送付については、各社が自社の考え方や運用状況に応じて判断している様子が見られますが、2025年用の年賀ハガキ代の値上げ(63円→85円)などを契機に「年賀状じまい」という言葉がメジャーになり、日本郵便での年賀ハガキ印刷枚数は2026年用で7.5億枚と、前年と比べて3割も減らしています。リフォーム事業者の年賀状送付率は来年以降、徐々に下がっていくのかもしれません。

3. 年末年始の営業方法は?リフォーム会社の挨拶手段

サムネイル
年賀状以外の年末年始の挨拶方法については、複数回答で次の結果となりました。

  • 施主宅を訪問して挨拶:41.7%

  • LINEで挨拶:15.9%

  • 封書で挨拶状を送付:9.1%

  • メールで挨拶:6.8%

  • 特に何もしない:27.3%


施主宅訪問による挨拶


最も多かったのは、施主宅を訪問して直接挨拶をするという回答でした。自由意見には「遠方でも誰かしらカレンダーを届けると喜ばれる。行く事が大事!」という意見もあり、効果を実感している事例が確認できます。

一方で、訪問についてではありませんが、「長年のOB様へのお歳暮を切り上げるタイミングを考え中です。他業者様はどうされているのでしょうか。」というコメントもあり、季節のご挨拶について悩まれている様子もうかがえました。「手間やコスト面で、見直ししたいけど・・・」ということかも知れません。

LINE・メールなども選択肢に


LINEやメールによる挨拶については、

  • 近況やお礼を伝えられる

  • 顧客との連絡を継続できる


といった点から、対応方法の一つとして利用されていることが分かります。

また、「特に何もしない」と回答した会社も約3割あり、年末年始の営業対応については、 各社が自社の体制や考え方に応じて方法を選択している状況が確認できます。
なお、自由意見では「2ヶ月か3ヶ月おきに、自社で「〇〇通信」というものを作って郵送している。」「月1回発行の情報誌に「ご挨拶」を掲載」など、年末年始に限らず、定常的に顧客との接点を持っている事業者も確認できます。

4. リフォーム会社のノベルティ事情|カレンダー配布はまだ有効?

サムネイル
年末年始に向けてノベルティを用意しているかについては、次の結果となりました(複数回答)。

  • 壁掛けカレンダー:55.3%

  • タオル・手ぬぐい:18.2%

  • 卓上カレンダー:11.4%

  • ボールペン:2.3%

  • 何も作らない:25.8%


壁掛けカレンダーが最も多い回答でした。一方で、ノベルティを用意しないと回答した会社もあり、対応の有無は分かれています。
また、選択肢以外では、台所洗剤やお掃除セットなどの実用品、顧客の好みに合わせた簡単な品を用意しているという回答も見られました。

5. 正月明けの営業開始日はいつ?リフォーム会社の傾向

サムネイル
2026年の正月明けの営業開始日について聞いたところ、次のような結果となりました。

  • 1月5日:53.0%

  • 1月6日:20.5%

  • 1月7日以降:10%超


1月5日から営業を開始すると回答した会社が最も多くなっています。2026年は1月4日が日曜日であることから、1月5日を仕事始めとしている事業者が多いことが分かります。
なお、元旦(1月1日)から営業すると回答した会社はありませんでした。

一方で8日(木)、9日(金)から開始との回答や、「まだ決めていない」「問合せ状況による」との回答もあり、営業開始日については、各社が自社の業務状況や働き方を踏まえて判断している様子が見られます。

6. 年末年始営業に対する考え方

アンケートの回答や自由意見からは、年末年始営業に対する考え方が複数あることが分かります。

<年末年始営業を見直している会社>

  • 業務負担を考慮している

  • 人員体制との兼ね合いを見ている

  • 他の方法への切り替えを検討している

  •  

<年末年始営業を続けている会社>

  • 従来の取り組みを継続している

  • カレンダー配布や訪問を行っている

  • OB顧客との接点を維持している



暑中見舞い、年賀状、カレンダー配りには確実な効果がある」との意見がある一方で、「他の仕事に支障が出る」と、やや否定的な意見や、「年々、新規顧客が増えると、どこかで既存顧客を見切らないと廻りきれない」といった悩みの声もありました。
年末年始営業については、「続ける」「やめる」といった単純な区分ではなく、各社の状況に応じた判断が行われていることが分かります。

7. まとめ|年末年始営業は、リフォーム会社それぞれの選択

サムネイル
年末年始の挨拶や営業活動については、実施の有無や方法が会社ごとに異なっています。

  • 実施する場合は、内容や対象を整理して対応しているケース

  • 実施しない場合は、別の形で顧客との接点を設けているケース


など、取り組み方にはさまざまな例が見られました。
今回の132社のアンケート結果は、年末年始の対応について、自社の状況と照らし合わせて整理する際の参考情報として位置づけることができます。本記事で紹介した内容が、年末年始の営業やOB顧客との関わり方を考える際の一助となればと考えます。

8. 問い合わせ先

<本アンケートに関するお問い合わせ>
一般財団法人 住まいづくりナビセンター
リフォーム評価ナビ事務局

問い合わせは こちら
アイコン:戻る記事一覧へ戻る

アイコン:関連記事関連記事

バナー:USER REPORT バナー:掲載をご希望の事業者様はこちら

「信頼が、次の仕事を生む。」

広告が届きにくい時代。
商品や価格、サービス力で差別化することが難しいリフォーム業界で、
最後に選ばれる理由は「信頼」です。

リフォーム評価ナビは、地元で頑張る事業者の“信頼力”を可視化するポータルサイト。
クチコミや事例画像で、あなたの仕事の丁寧さや実績が伝わり、
比較検討の場で選ばれる確率を高めます。

しかも料金は、“紹介料”も“成約手数料”も不要の「年額定額制」。
安心して中長期の集客基盤として運用いただけます。

広告に頼り切らず、「信頼」で選ばれる。
その第一歩を、「リフォーム評価ナビ」からはじめませんか。