キッチン

更新日:2025年12月10日

玄関やリビングから入ってすぐのキッチンが丸見え!目隠しアイデアとコツをご紹介

掲載日:2025年12月8日

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「急な来客時、キッチンの洗い物が丸見えで恥ずかしい思いをした」 
「リビングでくつろいでいる時、視界に入るシンクの生活感が気になる」

対面キッチンやオープンキッチンは開放的で人気ですが、実際に住んでみると「丸見え問題」に悩む方は少なくありません。

この記事では、手軽なDIYでの目隠し方法から、おすすめのリフォームまで、解決策をご紹介します。

あなたに合う「目隠し」はどっち?

キッチンの目隠しは、「とりあえず隠せればいい」のか、「美しく解決したい(機能性も欲しい)」のかによって、選ぶべき手段が変わります。

Level 1:手軽さ重視(賃貸・DIY派)
メリット: 費用が安い(数千円〜)、すぐに設置できる
デメリット: 生活感が出やすい
おすすめ: カフェカーテン、卓上スタンド、観葉植物

Level 2:解決・機能重視(持ち家・リフォーム派)
メリット: 見た目がカフェのようにおしゃれ、水はね・油汚れをガード
デメリット: 工事が必要(数日〜)
おすすめ: 腰壁(こしかべ)の造作、室内窓・格子

まずは手軽なDIYの方法を見てみましょう。 
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手軽にスタート!DIYでできるキッチンの目隠しアイデア

ロールスクリーン・カーテン
天井や垂れ壁から吊るすことで、自分で簡単に実施できる目隠しです。 背面収納やカウンター部分を中心に広い範囲をカバーでき、布の選び方次第でインテリアに馴染みやすいのがメリットです。

⚠️ 注意点 布製品はキッチン特有の「油を含んだホコリ」が付きやすく、こまめな洗濯が必要です。また、コンロ近くでの使用は引火の危険があるため、防炎素材を選ぶか、設置場所に十分注意しましょう。
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置き型パーティション・観葉植物
不透明・磨りガラス調のアクリル板: 光を通しつつ、視線をぼかして手元を隠せます。水に強く、洗剤で洗えるので衛生的です。シンク前の「水はね」も防ぎたい場合に有効です。

観葉植物: 背の高い植物を置くことで、自然に視線を遮ることができます。ただし、葉に油汚れがつきやすいため、フェイクグリーンの活用もおすすめです。
DIYアイテムは手軽ですが、置くだけでは倒れるリスクがあったり、作業スペースが狭くなったりすることも。「もっとスッキリさせたい」「掃除を楽にしたい」という方には、次の「リフォーム」がおすすめです。

リフォームで叶う「腰壁(こしかべ)」の魔法!

ここからは、リフォーム会社に依頼することで実現できる、根本的な解決策をご紹介します。 特に人気なのが、キッチンの手元を隠す「腰壁(こしかべ)」を造作するリフォームです。

腰壁(こしかべ)とは?
床から腰ぐらいの高さ(90cm〜110cm程度)まである壁のことです。 既存のキッチンの手前にこの壁を一枚立てるだけで、以下のようなメリットが生まれます。

1.手元が完全に隠れる: リビングからはスッキリした壁しか見えません。
2.水はね・油汚れをガード: ダイニング側の床が汚れません。
3.手元にコンセントや収納を作れる: スパイスニッチ(調味料棚)を作ることも可能です。

開放感を損なわず、隠したい場所だけをピンポイントで隠せるのが最大の魅力です。

腰壁リフォームの実例

CASE1:生活感を隠してスッキリ
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“L字型から対面キッチンに変え、生活感の出がちなキッチンを目隠しできるよう腰壁を作りました。
ダイニングとの一体感は残しつつ、使いやすいキッチンになりました。”


CASE2:ガラスとの組み合わせて開放的に
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“キッチンは、おしゃれで実用的なデザインに仕上げるため、造作家具と一体化したカウンターを設置しました。特にこだわったのは、ガラスパーテーションとキッチンパネルを同じ面に揃え、凹凸のないスッキリとした納まりにすること。これにより、視覚的な統一感を出しながら、清掃性の向上も図っています。”

玄関から丸見え…を防ぐ「格子」や「室内窓」のアイデア

リビングだけでなく、玄関ホールからキッチンが見えてしまう間取りの場合は、光を通す素材での目隠しがおすすめです。

木製ルーバー・格子の設置
壁を作ってしまうと玄関が暗くなりますが、縦格子のルーバーなら、光と風を通しながら視線だけを緩やかに遮ることができます。
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“玄関から丸見えになってしまうキッチンの目隠しについては、さまざまな選択肢を検討した結果、照明と統一感を持たせるため ヒノキの無垢材を使用した格子間仕切り を造作。オイル塗装で仕上げることで、より味わい深い表情を持たせました。”
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キッチンを独立させる「間仕切り戸・扉」

キッチンとリビング・ダイニングを仕切って、部屋を分けるようにしてキッチンの様子が見えないようにしたい方には、間仕切り戸・扉の導入がおすすめです。

扉や戸を設けることでキッチンを物理的にひとつの部屋として分離できるので、周囲の環境が気にならず、調理などの作業を集中して行えるようになります。

ただし、間仕切り戸・間仕切り扉を設置することで、対面キッチンやオープンキッチンが本来もつ空間の開放感は失われやすいです。戸や扉を開放した場合であっても、以前よりは狭く感じやすい傾向にあります。

そのため、設置前よりもキッチン全体の空間に圧迫感を与えやすくなってしまうことに注意が必要です。
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株式会社ソレイユ・リビング・テックのリフォーム事例

”キッチンを利用しないときに目隠しができるよう、カウンター上の引込み戸で部屋を仕切るようにした事例です。
仕切り扉の導入により居室側の温かい空気が逃げないよう工夫し、キッチンの目隠しと温度のバリアフリー化を両立しています。”


まとめ:目隠しは「隠す」だけでなく「魅せる」リフォームへ

キッチンの目隠しは、突っ張り棒などのDIYで一時的にしのぐこともできますが、「腰壁」をうまく活用することで、収納が増え、掃除が楽になり、LDKがおしゃれな空間に生まれ変わります。
毎日立つキッチンだからこそ、小さなストレスを根本から解消しませんか? 
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